時計搭の秘密 [PENTAX Q7]
小学校のときに読んだ、明智小五郎が出てくる
「時計搭の秘密を」読んでぶるぶるしたことがあった。
そんな時計搭と比べてはなんだけど
夜の闇に浮かんだ時計の針がボクの記憶を呼び起こさせる。
直前に「植田正治のつくりかた」を見た直後だったからかも
しれない。
見事というか自然というか、目に焼き付けるその写真は
破壊力抜群であった。
チビが乗る三輪車を押す姉の写真を見たときに
まだ舗装されていない道路を同じように姉に押してもらっていた
自分とすごく重なった。まさにフラッシュバックというやつだ。
浮き輪をもった少女が建物の中にいる、白と黒のコントラストな
写真も。家族で初めて海にいったことを思い出させる。
あの時は黄色い海水パンツで父に抱かれながら海に入って
大泣きした時だった・・たしか2歳くらい・・
そんなことを悶々と思っていたら、案の定。
寝つきのときに一斉に頭の中に思い出と感情とそして、未来の
ことや不安でさえ映像化され一気に脳内に展開された。
だれがアーカイブをこじ開けていいといったのか。
きっと、植田さんなんだろうな。
父が撮る写真が植田さんに似ているのはなんでだろう。
その疑問だけが残った日曜日であった。
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PENTAX Q7
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